在日大韓基督教会 大阪築港教会

OSAKA SEASIDE KOREAN CHURCH
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2020年9月20日 私たちを裁くのは主 第一コリント4:1~5

パウロは、コリント教会の人々から裁かれています。まるで、何か犯罪の検疑をかけられているかのようです。しかし、実際は、そうではありません。彼らは、パウロの教えや主張に疑いを持ち、批判しています。それに対してパウロは、「私にとっては、あなたがたから裁かれようと、人間の法廷で裁かれようと、少しも問題ではありません」と言っています。つまり、あなたがたの裁きは、神の裁きではなく、人間の裁きに過ぎないので、私にとって少しも問題ではない、と言っています。なぜ、そのような強気な発言ができるのか、というと、彼は、自分を裁く方を、本当の裁き主を知っているからです。それは、イエス・キリストです。ここでパウロが問題にしているのは、自分自身が裁く者となっていることです。そうなると、お互いに裁き合って、争い合ってしまいます。誰でもキリストに出会ったならば、生き方が変わります。どのように変わるかというと、他人を、自分自身を裁くことを止めます。そして、本当に自分をお裁きになられる主に委ねて、その方のみに仕えようとします。キリストの僕に、その管理者に必要なことは忠実です。パウロは「人は私たちをキリストに仕える者、神の秘められた計画を委ねられた管理者と考えるべきです。この場合、管理者に要求されるのは忠実であることです」と言います。神の秘められた計画とは、十字架につけられたキリストによってもたらされた救いのことであり、それを宣べ伝えることです。もし私たちが、そのことに忠実であるならば、つまり、キリストに仕え、キリストと共に歩むなら、その者は、主の裁きの日に、「神からおほめにあずかります」。自分の狭い判断基準によって人を、そして、自分自身をも裁かず、そのことは、神にお委ねして、自分に与えられている仕事を、務めを誠実に行っていく皆さんであって欲しいと思います。