在日大韓基督教会 大阪築港教会

OSAKA SEASIDE KOREAN CHURCH
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2022年 8月21日 神の愛 ヨハネ3:16~21

今日のテキストは、「福音書の中の福音」と言われる箇所です。「キリスト教とは何ですか」と問われた時に、この聖句を示せばいいと思います。これは、イエスの言葉であると同時に教会の信仰告白でもあります。ですから、ここにはイエスの福音の根本的な内容が、つまり、キリスト教の中心的な教えが示されていると言えます。

教会が宣べ伝えている福音、つまり、救いの知らせの根本とは、神が世を愛してくださっている、ということです。「世」とは、この世界とそこに住む人間全体のことです。そして、その世は闇が覆っているとヨハネ福音書は見ています。なぜなら、「世は言によって成ったが、世は言を認めなかった」(1:10)からです。認めなかったとは、言である神を神として受け入れなかった、信じなかった、ということです。この罪が神との本来の関係を破綻させ、人類に呪いをもたらしたのです。その状態を闇と見ているのです。闇の中にい続けると滅びます。なぜなら、最終的に神が裁くからです。

しかし、悲惨な状況の中にある私たち人間を救うために神は御子をこの世へと遣わしてくださいました。呪いの根本である罪を取り除くために、つまり、その罪を赦し、再び、神との本来の関係に戻すためにイエスは受肉して来られたのです。そして、私たちの身代わりとなって、神の裁きを受け死なれました。それだけでなく、死から甦らせました。これらの御業は、神が一方的に私たちを愛してくださったことによって成されたものです。神はそれほどまでに、この世を、常に反抗する私たちを愛してくださっているのです。この愛に気づき、受け入れるなら、つまり、主イエス・キリストを自分の救い主であることを信じるなら、裁きから免れ、救いを得、永遠の命に至る道を歩むことができるのです。